2014年12月にタイ・バンコクで開催された”U-14 ASEAN Dream Football Tournament 2014″ の大会優秀選手3名が、Jリーグ・ガンバ大阪の下部組織に短期留学派遣されることを、同大会のアンバサダーを務めたJDFA(一般社団法人 Japan Dream Football Association)代表、元ガンバ大阪でJリーグアジアアンバサダーでもある木場昌雄氏が発表した。

同大会は「選手の育成や強化、アジア全体でのサッカーのレベルアップ、選手発掘、国際交流とグローバル人材の育成」を目的に、タイプレミアリーグ(TPL)クラブを始め、Jリーグクラブなどを含めた計12チームのU-14世代が参加し、2014年12月24日～29日に開催された。大会終了時にタイ人選手3名が大会優秀選手として選出され、優秀選手3名はJリーグクラブへ短期留学派遣されることが決まっていたが、木場氏自身が長年プロ生活を送った愛着のあるガンバ大阪に「育成年代のタイ人選手にもチャンスを与えてもらいたい」と打診し、同クラブへの短期留学派遣が決定した。

タイ人選手3名は5月10日から18日の日程でガンバ大阪を訪れ、スタジアム見学、下部組織への練習参加、トップ選手との交流、試合観戦などをこなす予定となっている。なお、練習参加が予定されているガンバ大阪ジュニアユースコーチには、元日本代表で主将を務め、JDFAのサッカークリニックinタイランドにもゲスト参加した経験がある宮本恒靖氏が今年から就任しており、タイ人選手にとってはまたとない機会になる。

木場氏は「まずはガンバ大阪を始めJクラブ関係者らに、タイ人選手のポテンシャルの高さと実際にどの位のレベルにあるかを見てもらいたい。また、タイ人選手には、Jリーグクラブでの練習を経験することで、現実的に自分たちにもチャンスがあるんだということを体感し、実際にチャンスを掴むために更なるステップアップをはかってほしい。アジア全体でのサッカーのレベルアップを図る上でも、このような大会の開催とJクラブへの短期留学派遣を継続的に行っていきたい」と語っている。

JDFA(一般社団法人 Japan Dream Football Association)
U-14 ASEAN Dream Football Tournament 2014