8日、ディビジョン1(Division-1)に所属するナコンパトム・ユナイテッドは、タイプレミアリーグ(TPL)とDivision-1を運営するTPLC(Thai Premier League Company Limited)に対し、10日に予定されていたスコータイFCとの再試合に応じないとする書面を送付した。TPLC側は、いかなる理由があろうとも再試合に応じる必要があるとしてこれを容認しておらず、もし試合放棄の場合にはナコンパトム・ユナイテッドの敗戦となると発表した。ナコンパトム・ユナイテッド側は、試合放棄によって敗戦扱いとなりTPL昇格資格がなくなる事も織り込み済みで書面を送付したとみられ、10日に予定されていた再試合は行われない可能性が非常に高くなった。

　これにより、再試合が行われなかった場合、スコータイFCの3位、BB-CU FCの4位、ナコンパトム・ユナイテッドの5位が確定し、1位のポリス・ユナイテッドが1年間の活動停止処分となった為、スコータイFCとBB-CU FCの2クラブがTPLへ昇格する。また、正式には発表されていないが、2016年シーズンのDivision-1は全18クラブで争われる事がほぼ決まり、Division-2への降格が決定していた15位のチェンマイFC、17位のアユタヤーFC(16位のピチットFCが活動停止を発表した為)の2クラブがDivision-1残留となる可能性が高くなった。