13日午後にプミポン・アドゥンヤデート国王陛下(ラーマ9世)が崩御された事を受け、今シーズンのサッカー、フットサル、ビーチサッカーの全試合の中止とリーグ戦の終了を発表したタイサッカー協会(FAT)は15日、政府報道官のサンスーン・ゲオガムヌーット中将がメディアインタビューを受けた際に、30日間の節度ある行動を求めた政府発表の補足説明として、「国民の娯楽や経済活動については、国民が持つ権利であり制限されるべきではない。30日間の中で開催されるサッカーを含めたスポーツ競技やコンサートなどは、届け出は必要になるが実施される事に関しては特に問題はない。」と発言した事を受け、週明けの17日午前にクラブ代表やスポンサーなどの関係者を招集し、リーグ戦継続に向けて会議を開く事を発表した。

　FATは、14日に今シーズンの全試合中止とリーグ戦終了、最終順位などを公式発表したが、当然ながら残留の可能性があったクラブや抽選で勝敗が決まってしまうクラブから反発を受け、また、SNSなどで公平性を求めるファンからの非難が集中していた事もあり、政府報道官のサンスーン中将の声明を受けて、会議の内容次第ではあるが、リーグ戦継続の方向に方針転換するとみられる。