31日、更迭問題が噴出していたタイ代表の監督を務めるキャティサック・セーナムアン(ジーコ)監督は、自身のインスタグラムを通じ、同代表監督の辞任を発表した。

　同監督については、SNSを中心にファンの間で少なからずあった「ジーコ監督更迭」の声が23日のサウジアラビア戦後から徐々にに高まり、28日のアウェー日本戦での敗戦を受け、メディアを含めた大きな声となっていた。これを受けてタイサッカー協会(FAT)は、先月2月28日に1年間の契約更新をしたばかりの同監督との契約を解除する方向へと舵を切り、新監督招聘へと動いていた。

　2014年から同監督が指揮するタイ代表は、2014年のAFF スズキカップ、2016年のキングス・カップ、2016年のAFF スズキカップのタイトルを獲得し、イラクと同組となったロシアW杯アジア2次予選では無敗でグループ1位通過するなど結果は残しており、ファンの間でも人気が高かった。しかし、強豪がひしめくロシアW杯アジア最終予選での成績は、7試合0勝1分け6敗の勝ち点1(31日時点)と振るっておらず、その結果を受けての辞任となった。FATは、遅くとも4月10日までには新監督について何かしらの発表をするとしている。