SAMURAI×TPL

MENU

タイサッカー協会、ジーコ代表監督との契約解除か

ホーム  新着・更新情報

新着・更新情報

 press release
2017/3/31
タイサッカー協会、ジーコ代表監督との契約解除か

                                  www.smmsport.com

 31日、バンコク都内において、タイサッカー協会(FAT)会長のソムヨット・プンパンムアン氏が会見を開き、W杯アジア最終予選での成績不振(7試合0勝1分け6敗の勝ち点1)が続くタイ代表の監督を務める、キャティサック・セーナムアン(ジーコ)監督の更迭報道について言及し、FATでは同監督とは契約を解除する方向で話し合いを進めているとし、すでに新監督の招聘に動いていると語った。また、新監督候補として噂される英プレミアリーグのレスター・シティの前監督、クラウディオ・ラニエリ氏(65)、現在タイに滞在中の前タイ代表監督、ウィンフィールド・シェーファー氏(67)についても言及した。

 ソムヨット氏はFATの公式発表ではないとしながらも、ジーコ監督との契約を解除する方向へと舵を切っている事を認め、アルゼンチンやボリビア、クロアチア、スペイン、ブラジル、イタリアなど、多くの外国人監督からの売込みがあることを認めた。その中で、ラニエリ氏が候補に噂されていることに触れ「レスター・シティのオーナーであるヴィチャイ氏と会談した時に、(解任されたばかりの)ラニエリ氏を代表監督にどうだろうか?と話したことは事実だが、ヴィチャイ氏に2億バーツの年俸が払えるなら可能だと言われた。このエピソードを皆が勘違いしている。このような高額な年俸を誰が捻出できるのか?」と、あくまでも噂であるとし、また、現在タイに滞在中の前タイ代表監督で、昨年までジャマイカ代表の監督を務めていたウィンフィールド・シェーファー氏についても言及し「彼については、今まで会ったこともないし話をしたこともない。どういった目的でタイに滞在しているのかも知らない。ただ、彼が会いたいと言っているので近日中に会うかもしれない」と語った。

 ジーコ監督更迭については、SNSを中心にファンの間で少なからずあった「ジーコ監督更迭」の声が、23日のサウジアラビア戦後から徐々にに高まり、28日のアウェー日本戦での敗戦を受け、メディアを含めた大きな声となっていた。これを受けてFATは、先月2月28日に1年間の契約更新をしたばかりのジーコ監督との契約を解除する方向へと舵を切り、すでにテクニカル部門では会議を開き新監督候補の選定に入っている模様だ。いずれにしても、おそらくシェーファー氏を含めた複数の候補者の中から、近日中に新監督は選定さるだろうが、テクニカル部門内でも外国人監督待望論が大きいことから、外国人監督を招聘することは間違いないとみられる。FATは、遅くとも4月10日までには何かしらの発表をするとしている。