18日、タイプレミアリーグ(TPL)に所属するチェンライ・ユナイテッドは、同TPL(来季Division-1へ降格予定)に所属する ポート MTI FC の猿田浩得(33)を獲得したことを発表した。

　同選手は「昨シーズンから監督を含め自分に興味を持ってくれており “ベテランの域ではあるがまだまだ運動量も多いし、面倒見がよくタイ人選手からの信頼も厚い” と、この年齢でも高く評価してくれたのが大きかった。バンコクを離れる不安もあったが、チェンライ・ユナイテッドには選手の杉本、村上、フィジカルコーチの笹田といった日本人が所属している事で、色々とチェンライの情報を収集できたのも大きかった。しっかりとしたインターの学校もあるようなので、安心して家族を連れて行ける事も決断理由の一つだった。」と、今移籍を決断した理由を語った。

　今シーズン、幾度も監督交代を繰り返したチームは不振に陥ったまま復調せず、残り9試合の時点で前京都サンガFC監督の和田昌弘氏を招聘。和田監督の就任後、勝ち星が増え成績は好転したものの、残念ながら最終節に降格が決定した。その中でも同選手は和田監督のもと、従来持つ爆発的なスピードとアジリティを前面に押し出した攻撃的なプレースタイルにプラスし、守備面でも大幅に貢献するなどプレーの幅を格段に広げた。TPLを代表するスター選手としてタイ国内での人気・知名度も高いだけに、進化した同選手の新天地での活躍を期待したい。