3日、タイ・リーグ(PLT)とディビジョン1(Division-1)を運営するpremier league thailand(PLT)は、未だ給与未払い問題が解決していないTOT SCのDivision-1リーグへの参加を認めず、今シーズンのDivision-1リーグを16クラブで行う事を発表した。

　昨シーズンより、選手を始めとする13名への約240万バーツの給与未払いが発生しているTOT SCに対し、リーグ側は特例を認めず、同クラブにはリーグ参加資格がないと判断し今回の決定に踏み切った。しかしTOT SC側は、リーグより約300万バーツの借り入れを行い給与未払い分を補填するという事で話が進んでいたとして、本日中にリーグ側と再度話し合いを持つとしている。

　開幕直前での今回の発表に対し、今後のマッチスケジュール、所属選手に対するケアなどについては言及されておらず、本日中の話し合いで決定が覆る可能性もある。給与未払い問題など起こってはならない事案であり、決して許容される問題ではないが、タイサッカー協会(FAT)会長が新たに決まった事でリーグ運営を一新し、各クラブに対しての十分なヒアリングが行われないままクラブライセンスを厳格化し、クラブ運営の引き締めを早急に図った事で、リーグ側自らこのような混乱を招いた形となっている。